宮城県女医会では市民の皆様が健康に生活されますように市民の皆様の健康啓発を活動のひとつに掲げています。
皆様が元気に活き活きとした毎日を送れますように、健康に関する情報提供をホームページから発信していきたいと思います。お子様からご高齢の皆様までの健康に関するお話をしていきたいと考えていますが、今回は『ご存知ですか?生活習慣病!』のテーマでちょこっとおはなしをさせて頂きます。
ご存じですか?宮城県は男女ともに『生活習慣病』の罹患率が全国でワースト5に入る県です。そもそも『生活習慣病』ってどんな病気かご存知ですか?
『生活習慣病』は厚生労働省によりますと『食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群』と定義されています。具体的には、高血圧・糖尿病・脂質異常症など、以前は『成人病』と呼ばれていた主に中年期以降に発症する病気です。最近は1980年代から若者の発症が目立つようになり、その後の調査で生活習慣が深く関与していることがわかり、1997年ころから予防できるという考えのもとに『生活習慣病』と名前が変わりました。そして根底に『肥満』が悪さをしているのでは?と考えられ、医学的には『メタボリックシンドローム』と総称されています。また、『がん』『脳血管疾患』『心臓病』の3大死因も生活習慣との関わりが強いことが知られています。『肥満』により、これらの病気になる危険性が高くなるので、肥満にならないように!また、肥満を改善し、生活習慣つまり、食生活や喫煙の習慣、運動習慣、飲酒の習慣を見直し、改善することが大切です。