資格は唯一女性医師であることです。老若、開業、勤務、研究職などの勤務形態や専門科目などは問いません。女医会会員としての主な活動は、2ヶ月に一度の例会への出席、年に一度の研修会、総会、新年会への参加、女性相談室への協力等です。(詳しくは当会WEBサイトの活動のページをご覧下さい。)
宮城県では各科の学会、医会の研修会は頻繁に開かれ、皆さまもいろいろ参加されていらっしゃることと思いますが、女医会の例会、研修会では科や所属団体にとらわれず、自分の専門外のお話を新鮮な気持ちで聞くことができます。また新年会、総会や例会の後の懇親会も楽しみの一つです。女医としての仕事上の悩み、家庭での悩みにも皆さんが共感を持って真剣に耳を傾けてくれ、いろいろな相談にものって下さいます。困っている症例などの他科への相談も気軽にできます。このように女性医師同士のネットワークを持つことは大変有意義です。女性相談室への参加は一般の女性の医療相談を通して、社会に貢献できる場となっています。また女医会が行っている事業としての、研究助成制度や女性医師支援活動を利用することにより、ご自分のキャリアアップを図ることもできます。
最近では女性医師の割合は着実に増えており、ほとんどの方が男性と対等に活躍されるようになり、若い方はなぜ女医会というものが必要かなどと思われるかもしれません。しかしこのような時代においても、医学および医療の世界では、まだ、男性が明らかに優位で、女性医師にとっては働きやすい環境とは言えません。また、結婚、出産、育児を経験するといろいろな壁に突き当たります。臨床や研究を男性と対等にこなすには、職場の上司、同僚、パートナーの協力なくしてはやっていけません。家庭を作り、子供を産み、育むということは人生で欠くことのできない営みであり、キャリアのために諦めるようなものではありません。ストレスなく仕事と家庭が両立できて、女性医師が力を十分に発揮できる社会になるまで、女医会の存在する意味があるのではないでしょうか。
ご興味をもたれた方はご遠慮なく女医会会員又は女医会事務局にお声掛け下さい。
尚、宮城県女医会には現在4つの同好会があり、忙しい中でも皆楽しく活動しています。
これらにも是非ご参加下さい。